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楽譜から浮き上がった時に

フェリーチェ

今日も天気に恵まれた朝を迎えました

こちら奈良は、まだ朝晩はひんやりとした空気が流れ、
日中の暑さがあっても過ごしやすい時期です。

今まで、自分が演奏し、書籍を通してだけの指導法勉強であった
『バッハ・インベンション』について、
昨日、大阪・堺でセミナーがあるというので参加しました

初めてのバッハ講座。

「バッハ・インベンション」については多数の先生方の
アナリーゼ(大まかに言えば、曲の分析、のことです。)されて出版されいて、
それぞれの解釈も違ってくることもあります。

そんなこともあり、これからもバッハについての勉強の機会を多くつくりたいのですが、
今回は、石嶺尚江先生のセミナーに。
去年part1があったらしく(知らなかった・・・(>_<))、昨日はpart2でした
それでも、15曲中、12曲を先生のイメージと、分析でたっぷり
勉強させていただきました

「インベンション」とともに「シンフォ二ア」はピアノを習うこども達が
少なからず通る曲です。
習った方はイメージできると思いますが、
「インベンション」は2声、「シンフォニア」は3声、といった複数の声部を
聴き分け、そして弾き分ける(これがややこしいと言われる所・・・)目的をもって練習します。

まぁ、人間には手は2本、指は10本しかないんですが、
歌で言えば二重唱、三重唱を、一人の人間が10本の指を駆使して演奏するわけです。
しかも、どなたもメロディーであるということ。
みなが主役の重唱です。

その先は、平均律クラヴィーア集、組曲、パルティータ・・・などの中で、
四重唱、五重唱となるものもあるわけです。

「あ~バッハはこれやから嫌ややねん」という声もよく聞かれます。
でも、
いろんな色の糸が絡み合って、何とも美しいタペストリーになったものと同じように、
バッハの美しさは、ほんとに素敵なんです

生徒さんがバッハに向き合うことになったとき、
できるだけ分かりやすく説明してあげたい・・・今はその一心です

どれも主役となるメロディー⇒『テーマ』や、それを橋渡しする『間奏』などを
楽譜に色づけしていくと、平面にしか見えない音符の羅列が、
浮き上がって見えることがあります。

そんなとき、あ~こうやって弾こう♪と素直に感じたり、
楽しくなります
これからは「フィグーラ」と呼ばれる音楽的比喩を見つけられたときも、
もっと楽譜が浮き出てくるといいなぁ。

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『技術的(精神的な面をむくめて)に、芸術的に、
バッハの作品でしか訓練できないような課題があり、
その理由からもバッハの勉強は避けて通ることはできない』

とソアレス先生の本に。

そのバッハを勉強するにあたって注意することは、
『先生方と生徒たちが、なぜ、何のために、
そしてどのように勉強すればよいのかを考えることだ』

という言葉をいつも心にし、
また自分もバッハの作品に取り組んでいきたいなぁ、と
またまたのんびりと構えている(笑)フェリーチェでありました

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読んでくださってありがとうございます♪

まだまだ勉強不足なフェリーチェには、お初に耳にした『フィグーラ』。
先生は頻繁に使っておられたのですが、part1に参加していない私には
帰ってからの宿題となったのであります。

ネットでたどりついた一つ、MAB音楽資料室
http://www.mab.jpn.org/lib/exp/rhet/music.html
によると、『フィグーラ』は 『修辞学』からくるという。

  う~ん、何だか難しそうですが、自分のためにもちょっと記載を。

『修辞学(レトリック)というのは、もともとは弁論において聞き手を
説得するための術に関する教えで』
 、
バッハより以前のルネサンス時代(1400年頃)、その修辞学を学んだ作曲家や演奏家が、
『次第にその技法を音楽の中に活かし始めた』 のだそう。

『修辞学においては、聞き手を説得するために効果的なものの例えや言い回しが、
フィグーラ(文の彩)という形でまとめられているが、
作曲家たちは これにならって音楽的な修辞フィグーラを用い始めた』


そして、
『音楽におけるフィグーラというのは、
音楽の表現する内容を聴き手に伝える ために用いる特別な音の使い方や音型のこと』


たとえば、ド→♭レのような短2度と呼ばれる音程で音が上がると
「苦難や悲しみ」をあらわしたり、
2度、7度でぶつかりあう音は「緊張」に満ちたものをあらわす・・・etc.

音符の並び方、音型でいろんな感情が曲にこめられている、ということでしょうか。

楽譜は作曲家からのラブレターだよ、
とよく言われますが、
音型でそのような人の感情、動作や自然の描写が表現できるなんて、
パズルみたいに楽しい、と
単純に感心してしまった私でした。

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Posted byフェリーチェ

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