自分の体、心と向き合う 「脱力法メソッド」に参加して
奈良・大和高田のピアノ教室フェリーチェです。
9月に入ってからの得た3つの学び。
前回ブログで記載した
10月PEN勉強会で二本柳奈津子先生をお招きしての学びが1つ目。
さて、今日は2つ目について。
9月半ばに大阪・京橋のスタジオにて開催された
大嶋聡子先生による「ピアノ脱力法メソッド」のセミナーでの学び。
ただ力任せに弾いていれば、腕、肩や首が疲れてしまい、
下手をすれば手を故障してしまうことも。
それでは、練習をすればするほど、悪い状態になるということ。
私自身にとっても、生徒さんにとっても、大事な“脱力”。
でも、ひとことで“脱力”と言うは易しいのですが、どうしたらよいのか。
生徒に伝えるには、何から始めたらよいのか。
電子ピアノの生徒にも、使えることがあるのか。
自分が演奏する上で、不必要な力が入ることへの悩みや進歩にも
直結する期待感のある機会であり、
レッスンで生徒たちに伝えられることを1つでも多く見つけられたら…
と勇んで参加したセミナーでした。
当日、ピアノ指導におけるセミナーでは稀な?!「ヨガマット」を持参。

左の赤いものは次女がスポーツ店で1等賞を当てて
いただいたクビレディです
。
大嶋先生がメソッドとして落とし込んだ「ピアノ脱力法メソッド」とは、
体全体をほぐしてゆく脱力トレーニングと
フィンガートレーニングから成ります。
【セミナー写真は大嶋先生よりお借りいたしました】
前半約1時間、主に上半身を伸ばす脱力トレーニング。
大嶋先生が様々ネーミングをつけたポーズで体をほぐしていきます。
今、どの部分を伸ばしているのか、どこに痛みを感じるのか、
どの部分で快感を得られるのか。
自分の体に問いかける時間。
大嶋先生の言葉を借りるとするならば、「自分を内観する」時間。
リラックスする体を感じるため、自分の腕の自然な重さを実感するため、
ゆったりと、静かに時間が流れます。
もちろん、「イタタタ・・・」という声も聞こえてきましたが(笑)。
私は日頃ストレッチをする習慣があるため、痛みはなく、
気持ちよく朝の体操をした気分に。
演奏中に自分の心の置き場所を定める作業が、
この体をゆっくりほぐすトレーニングで心を内観する時間を日々持つことで、
より安定して保つことができる安心感を得られるように感じました。
ピアノを弾く、ということは、
鍵盤に立ち向かい、ただ指を動かすだけではありません。
だれもが頭ではわかっていても、どうしたらよいのか。
体を伸ばし、リラックスした状態を知ること。
腕の重みを実感すること。
そのための脱力トレーニング。
生徒とも、レッスンの合間に使えそうです。
後半1時間は、フィンガートレーニング。


まずは指の間を1つ1つ丁寧に広げる作業。
その後、机そしてピアノの前で指の支え、手のひらの支え、
手首の柔軟のためのトレーニングを。
通常はピアノの蓋でします。
手首から始まる指。
手首の上下の動きを丁寧に、鍵盤に触れ、コツンと落とし瞬時に脱力する。
そのとき、指が鍵盤を押さえることことなく、
わずかに上がり、ブァ〜〜ンと響く。
脱力する、ということは
指を鍵盤に押しつけないことで、美しい響きを得られる。
これは、「聴く力」「よい耳」が必要でもあることを実感しました。
となると、やはり電子ピアノでは厳しい・・
手の支えなどはトレーニングできても、脱力することで、
素敵な音を、響きを聴き分けることは、
電子ピアノでは不可能に近いのでは、とも感じました。
この部分を、電子ピアノが大半である教室の生徒達に、
どう補うか、提案していくかが、今後の私の課題となりました。
それにしても!
大嶋先生が一人一人の手に触れてくださって体感できる贅沢さ
。
ずっと気になっていたメソッドでしたので、嬉しい機会でした。

背の高さの割に手が小さい私にとって、
手を広げること、伸ばすこと、そして体のストレッチは
高校生の頃から自然としていました。
ですが、出産しピアノを弾く時間から離れているとき、
手をいたわる、広げる、体のストレッチを怠っていたら・・・
いっそう動かない指、力が入ってしまう指へ
変化してしまったことを経験しました
。
ですから、大嶋先生のメソッドの大切さはよくわかります。
ここ1、2年も体のストレッチもできないまま夜は寝てしまっていたので
、
日中に5分でも時間をつくり、
演奏に集中できる心と、体作りに励みたいと思い、
セミナー後、何とかがんばっています。
より響く音を求めるには、脱力。
奥深い学びとなる脱力・・・時折、途方に暮れることもありますが、
来月のコンサートに向けてまずはやってみる
、ですね。
そうそう、11月にまた大嶋先生が大阪に。
再び受講します。楽しみ楽しみ
。
と、その前にストレッチです(苦笑)。
小さなピアノ教室フェリーチェの学び・気づきの場です。
素敵な先生方のブログがたくさん見られます☆
ポチッと押して応援くださると、とっても嬉しいです♪

にほんブログ村
ただいま、こどもピアノの募集は木曜日、金曜日の若干名となっております
(2013年10月現在)
9月に入ってからの得た3つの学び。
前回ブログで記載した
10月PEN勉強会で二本柳奈津子先生をお招きしての学びが1つ目。
さて、今日は2つ目について。
9月半ばに大阪・京橋のスタジオにて開催された
大嶋聡子先生による「ピアノ脱力法メソッド」のセミナーでの学び。
ただ力任せに弾いていれば、腕、肩や首が疲れてしまい、
下手をすれば手を故障してしまうことも。
それでは、練習をすればするほど、悪い状態になるということ。
私自身にとっても、生徒さんにとっても、大事な“脱力”。
でも、ひとことで“脱力”と言うは易しいのですが、どうしたらよいのか。
生徒に伝えるには、何から始めたらよいのか。
電子ピアノの生徒にも、使えることがあるのか。
自分が演奏する上で、不必要な力が入ることへの悩みや進歩にも
直結する期待感のある機会であり、
レッスンで生徒たちに伝えられることを1つでも多く見つけられたら…
と勇んで参加したセミナーでした。
当日、ピアノ指導におけるセミナーでは稀な?!「ヨガマット」を持参。

左の赤いものは次女がスポーツ店で1等賞を当てて
いただいたクビレディです

大嶋先生がメソッドとして落とし込んだ「ピアノ脱力法メソッド」とは、
体全体をほぐしてゆく脱力トレーニングと
フィンガートレーニングから成ります。

【セミナー写真は大嶋先生よりお借りいたしました】
前半約1時間、主に上半身を伸ばす脱力トレーニング。
大嶋先生が様々ネーミングをつけたポーズで体をほぐしていきます。
今、どの部分を伸ばしているのか、どこに痛みを感じるのか、
どの部分で快感を得られるのか。
自分の体に問いかける時間。
大嶋先生の言葉を借りるとするならば、「自分を内観する」時間。
リラックスする体を感じるため、自分の腕の自然な重さを実感するため、
ゆったりと、静かに時間が流れます。
もちろん、「イタタタ・・・」という声も聞こえてきましたが(笑)。
私は日頃ストレッチをする習慣があるため、痛みはなく、
気持ちよく朝の体操をした気分に。
演奏中に自分の心の置き場所を定める作業が、
この体をゆっくりほぐすトレーニングで心を内観する時間を日々持つことで、
より安定して保つことができる安心感を得られるように感じました。
ピアノを弾く、ということは、
鍵盤に立ち向かい、ただ指を動かすだけではありません。
だれもが頭ではわかっていても、どうしたらよいのか。
体を伸ばし、リラックスした状態を知ること。
腕の重みを実感すること。
そのための脱力トレーニング。
生徒とも、レッスンの合間に使えそうです。
後半1時間は、フィンガートレーニング。


まずは指の間を1つ1つ丁寧に広げる作業。
その後、机そしてピアノの前で指の支え、手のひらの支え、
手首の柔軟のためのトレーニングを。
通常はピアノの蓋でします。
手首から始まる指。
手首の上下の動きを丁寧に、鍵盤に触れ、コツンと落とし瞬時に脱力する。
そのとき、指が鍵盤を押さえることことなく、
わずかに上がり、ブァ〜〜ンと響く。
脱力する、ということは
指を鍵盤に押しつけないことで、美しい響きを得られる。
これは、「聴く力」「よい耳」が必要でもあることを実感しました。
となると、やはり電子ピアノでは厳しい・・
手の支えなどはトレーニングできても、脱力することで、
素敵な音を、響きを聴き分けることは、
電子ピアノでは不可能に近いのでは、とも感じました。
この部分を、電子ピアノが大半である教室の生徒達に、
どう補うか、提案していくかが、今後の私の課題となりました。
それにしても!
大嶋先生が一人一人の手に触れてくださって体感できる贅沢さ

ずっと気になっていたメソッドでしたので、嬉しい機会でした。

背の高さの割に手が小さい私にとって、
手を広げること、伸ばすこと、そして体のストレッチは
高校生の頃から自然としていました。
ですが、出産しピアノを弾く時間から離れているとき、
手をいたわる、広げる、体のストレッチを怠っていたら・・・
いっそう動かない指、力が入ってしまう指へ
変化してしまったことを経験しました

ですから、大嶋先生のメソッドの大切さはよくわかります。
ここ1、2年も体のストレッチもできないまま夜は寝てしまっていたので

日中に5分でも時間をつくり、
演奏に集中できる心と、体作りに励みたいと思い、
セミナー後、何とかがんばっています。
より響く音を求めるには、脱力。
奥深い学びとなる脱力・・・時折、途方に暮れることもありますが、
来月のコンサートに向けてまずはやってみる

そうそう、11月にまた大嶋先生が大阪に。
再び受講します。楽しみ楽しみ

と、その前にストレッチです(苦笑)。
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(2013年10月現在)